この作業は、取付けにミスをすると人命にかかわる可能性があります。
この記事を参考の上、作業される場合はあくまで自己責任にてお願いします。
ちなみに作業ミスなどをすると、エアバッグが不意に爆発したり、事故時に開かなかったりする可能性があるそうです。 |
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ヴィッツ純正ステアリング |
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momoステアリングのRACEです |
シフトノブ&サイドブレーキあたりが少しスポーティになったので、勢いにてステアリングも交換してみました。
選んだのはR32に頃にも愛用したことのあるmomoのステアリングのRACE(レース)です、グリップの感触とメタルな感じがとても気に入ってます。
反面、エアバッグが無くなってしまうので安全面は低下してしまうのですが・・・。
ま、ここらへんは自己責任ってことで。
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マイナス端子を外して放置 |
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付属のトルクスレンチ |
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左側です |
作業はバッテリーの端子を外すことから始まります。
エアバック付きのステアリングを取外す時の注意点として、キーを抜き取り5〜10分位の時間をおいてから次の作業しなければなりません。
これはエアバック回路のコンデンサに充電された電圧を放電させる目的だとか。
これを怠ると作業中にエアバックが開いてしまったりしてとっても危険だそうです。
ちなみに筆者は次項のシートカバー装着と並行に作業したため、30分以上も放置しました。
次にステアリング両側のボルトを外します。
このボルトはヘッドが特殊な形になっていますので、ボスに付属しているトルクスレンチを使用します。
左右共にクルクル空転するまで緩めます。
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パッドが取れます |
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配線を外します |
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センターロックを緩めます |
ボルトを緩めると、フロントパッド(エアバッグ本体)があっさりと取れます。
次に車体側と繋がっているホーン配線とエアバッグ配線の2本をパッドより取外します。
念のためエアバッグを取り外す作業をする時は、エアバッグ正面を避けて側面から行うことにします。
なんせ相手は爆発物という超危険な装置です、二重三重の防御策をとりましょう。
このあとは通常のステアリング交換と同じ手順になります、センターロックを緩めてステアリングを引き抜きます。
経験されてる方はご存知でしょうが、ロックナットは3山ぐらい残して引き抜きます、そうしないとステアリングで顔面か胸を強打してとっても痛いメにあいます。(笑)
ちなみにヴィッツのロックナット径は19ミリでした。
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ヴィッツ用のボス |
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ダミー抵抗装着後のボス本体 |
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カバーをしてからステアリングを取付けます |
ステアリングが外れたら専用のボスを装着します。
エアバッグ対応品のボスにはエアバッグ異常警告灯点灯防止のダミー抵抗が付属してますので、これを取付けます。
ちなみにこのダミー抵抗の正体は2Ωのセメント抵抗だったりします、聞くところによるとほとんどの国産車の抵抗は2ΩでOKらしいです。
このダミー抵抗の配線をボスに巻きつけるように固定し、ボスカバーを取付けます。
そしてステアリング本体の装着をして出来上がり。
筆者は過去に何回かステアリング交換をしてきましたが、エアバッグ付きステアリングの交換作業は初めての体験でした。
これで大丈夫とは思いながらも作業中は結構ドキドキしてました、パッドの配線を外す時なんて爆弾処理班の気分っす。(笑)
また、加入している自動車保険に「エアバッグ割引き」等の条件がある場合が多いと思いますが、エアバッグを外すことによりこれが適応外となります。
保険料のアップも考えられますので、非エアバッグステアリングの装着はよーく熟考してからの決断が必要となります。
ちなみに筆者は加入している某外資系の保険会社にちゃんと報告してみました。
すると、「差額が1000円以下なので追加の料金は発生しません」とのこと。
エアバッグ割引きってたいした割引きじゃ無いんですね、もっと凄い割引きかと思ってました。(笑)
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